ピアノを食べる虫!防虫対策は可能?
ピアノを食べる虫!防虫対策は可能?
ご覧いただき有難う御座います。古川ピアノです。
ピアノを良い状態で永く使っていくために大切なこととは一体何でしょうか?
大まかには次の事を心がけることで、健康な状態で維持していくことができます
1.ピアノにとってストレスが少ない場所に設置する
2.ピアノに適した温度湿度に管理する
3.定期的な調律とメンテナンスを実施し、本当に良い状態なのか診断を受ける
異常を見逃さない、当店の調律の特徴
古川ピアノでは調律 調整のみに留まらず、「適切な室内環境なのか?」や「ピアノの内部に良くない兆候がないか?」なども併せてチェックしております。
調律や調整では一時的に状態が良くなりますが、もしピアノにストレスを与えるような要素が残ったままだと、
次の調律メンテナンスまでの間に、ピアノに対してダメージや不具合が発生してしまう恐れがあるからです。
虫食いの有無は重要チェックポイント!
ピアノはおおまかに、木 金属 フェルト類 の3種で構成されており、フェルト類が虫食い害に遭うことがあります。
フェルトを食べるのは主にイガ系、カツオブシムシ系の小さな虫で、フェルトに含まれる動物性たんぱく質を好みますので、
その善し悪しは別として、天然素材のフェルト(ウールやカシミア)は喰われやすく、化学繊維の比率が高いとあまり喰われません。
虫食いの厄介なところは、不具合がでるまで時間がかかること、気づかずに進行してしまうことです。
また、フェルト部品の交換修理となった場合、数万円単位で費用がかかってしまいますので、できれば予防したいところです。
実際に虫食いを防ぐには?
衣服等を食べてしまう虫と同種のため、一般的な防虫剤で予防 進行ストップが可能ですが、
主に喰われる部分が鍵盤の内部に含まれるフェルトのことが多いので、調律作業時に調律師が設置するのが好ましいです。
また、成分(=その防虫剤が想定している虫の種類)が合わない場合や、効き目が短い場合(調律の間隔に合わせて1年が良いです)は効果をうまく発揮できず、虫食いが発生する場合があるので要注意です。
ピアノが新しさ古さはあまり関係なく発生しますので、湿気対策等と同じレベルでの注意が必要です。
調律の度に一年効くタイプを入れておけば、高確率で予防できますのでおすすめです。
ピアノ専用の防虫剤もありますが、私は長年 ムシューダ平置きタイプを愛用しており、効き目はしっかり、効果は1年で安心、1回あたり50-100円程度と低コストです。
調律や調整作業時に少しでも兆候(赤いフェルトを食べると、赤い粉=食べかすが出ます)があれば、かならず防虫対策を致します。
兆候が無くても、予防をご希望の場合は気軽にお申し付けください。防虫剤を設置致します。
この記事が参考になれば幸いです。
古川ピアノでは、虫食い害がご心配な方のご相談のほか、調律 中古ピアノの販売などを総合的に承っております。
ご質問等、まずはお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはコチラのページへ♪ または、代表古川 090-7533-2462 へ
最後までお読みいただきありがとうございました!
古川ピアノ 古川航
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