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調律師が推奨する、ピアノに適した設置場所

調律師が推奨する、ピアノに適した設置場所

 

ご覧いただき有難う御座います。古川ピアノです。

ピアノを準備する時に、意外と悩むのがピアノの設置場所です。この記事では、ピアノに適した場所 適さない場所、気をつけるポイントなどを アップライトピアノ(グランドピアノじゃないほうです)をモデルに解説します。

 

設置場所候補になる場所の確認

設置する場所の大前提として確認するのが、ピアノの大きさ サイズです。 グランドピアノは例外として、一般的に家庭で使うアップライトピアノの場合、横幅は約150センチ 奥行きは60~65センチ 高さは110センチ~130センチ程度 です。どのメーカー、どのモデルも横幅はほぼ同じで(鍵盤が88よりも少ないピアノは除く)、奥行きと高さはモデルによって異なるため、サイズに幅があります。また、アップライトピアノは壁に密着させず5センチ前後離して設置することが一般的です。そのため、ピアノ設置のシミュレーション時には、ピアノの奥行き+5センチ程度=約65-70センチ くらい余裕を見て考えたほうが良いです。このサイズが収まる場所を候補としてリストアップしましょう。

 

ピアノにダメージを与える要素

 

サイズ的に収まっても、短期間 または 長期間にわたってピアノにダメージを与えてしまうことがあります。主なものは以下のとおりです。

・直射日光

 窓との位置関係でどうしても避けられな場合がありますが、日光の熱と紫外線で木や接着剤が傷むなどするため、特にピアノの背面には直射日光が当たらないようにしたいです 

・エアコンの風

 冷風や温風がピアノに当たり続けると必要以上に膨張収縮を繰り返し、調律が早く狂う タッチが乱れる 部品の傷みが早まる などのダメージが進んでしまいます 

・床暖房

 ピアノは湿気だけではなく乾燥も大敵です!床暖房のある部屋に設置する場合は、断熱効果のある専用のボードを敷き、その上にピアノを置くのが望ましいです

・結露

 ピアノのそばや後ろに結露の出やすい窓ガラス等がある場合、こもった湿気やカビなどがピアノに悪影響を及ぼす場合があります。そういった場所は避けるか、結露やカビをこまめに拭き取る、結露対策フィルムを貼る などの予防がオススメです。

 

主にお子様がピアノを弾く場合

 

特に小学校低学年くらいの小さなお子様がピアノを使用される場合、練習の様子が見える場所というのがポイントです。小学校高学年 中学生以上ともなれば自分ひとりで練習に取り組めることが多いと思いますが、小さなお子様の場合は練習の様子を確認できると、より家庭でのピアノ学習が充実したものになります。

私が担当しているお客様の事例では、リビングやリビングに面した和室などにピアノを設置することで、日頃の練習の様子を見守りやすくなるようです。

 

ピアノを準備される際にこの記事が参考になれば幸いです。

古川ピアノでは、設置場所の相談~ピアノの移動、その後の調律 中古ピアノの販売などを総合的に行っております

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最後までお読みいただきありがとうございました!

古川ピアノ 古川航

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