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こんな症状/不具合、直りますか?鍵盤が上がらない編

こんな症状/不具合、直りますか?鍵盤が上がらない編

キーボードを演奏する女性のイラスト

古川ピアノ 調律師の古川です。

いつもご依頼いただくお客様、新規にお申し込みいただくお客様、

このブログを御覧いただいているお客様、いつもありがとうございます♪ 

 

・ピアノについてのご相談と解決例を紹介いたします

調律のご依頼をいただく際、調律と合わせて○○の不具合を直してほしい とのご要望があります。

同様の症状や不具合でお悩みの方のために参考になればと思い、一例をご紹介いたします。

 

・鍵盤が上がらない 鍵盤が上がりにくい 音が鳴らない 音が鳴りにくい

これが多くいただくご相談で、お客様によっては 

「もう直らないと諦めていた」

「何万円もかかると思っていた」 と言われることが少なくありませんが、

比較的 短時間 かつ 低料金(場合によっては無料で)直る場合がほとんどです。

 

・原因と料金例は?

多種多様な原因がありますが、ここではよくある症例をご紹介いたします。

 

・鍵盤内部のフェルトが湿気で膨張している場合

 → 鍵盤内部にはフェルトが貼り付けられている部分があり、そのフェルトが湿気で膨らむと動きを阻害して

 鍵盤の戻りが遅くなったり、ひどい場合には上がってこなくなります。 

 フェルトを専用工具で圧縮すれば即解決です。調律時であれば処置は無料です。

 

・鍵盤と鍵盤の隙間に異物が挟まっている場合

 → 鍵盤同士の隙間に ビーズ クリップ ヘアピン 小石 鉛筆の芯 お米 などが挟まると、

 鍵盤の戻りが悪くなったり、ひどい場合には上がってこなくなります。

 隣り合った2本の鍵盤が同時に動く場合があります。鍵盤を分解して異物を除去すれば即解決です。

 又はお客様ご自身でできる対処として、ライトで照らしながら 

 竹串などで異物を突いて下に落としてしまう方法もあります。

 調律時であれば処置は無料です。

 

・ハンマーが固まっている場合

 → この場合は小修理の必要があります。ハンマーの付け根にある関節部が湿気や汚れなどで膨張し、

 動きが著しく鈍くなったり固まったりした場合、つられて鍵盤も上がってこなくなる場合があります。

 ハンマーを分解し、付け根にある関節の金属ピンを交換し調整することで解消できます。

 調律時であれば1箇所550円で修理可能です。この修理のみの場合は、1箇所1,100円となります。 

 なお、再発防止としてお部屋の湿度管理により注意されることを推奨いたします。

 

・鍵盤手前の外装パーツに歪みがある場合

 → 文章では伝わりにくいのですが、白い鍵盤の手前にある横長の棒(黒いピアノの場合は黒い四角の棒=口棒といいます)が

 経年変化等で反ることがあり、特に中音あたりはもっとも歪みが出ます。

 鍵盤を弾くと白鍵手前側と口棒が接触してしまうため、引っかかって上がってこなくなります。

 口棒を分解して、取付基部に歪みを補正する厚紙やスペーサーを入れて再度組み付けることで解消できます。

 調律時であれば1,100円~ 修理可能です。

 

上記はよくある症状の一例ですので、これら以外の原因も存在します。

このような不具合でお悩みの方は、あきらめずに一度当店にご相談下さい。

 

当店ではアップライトピアノやグランドピアノの調律や修理 メンテナンス、

ピアノの移動手配(調律とセット)、消音取付などを総合的に承っております

 

ご質問等、まずはお気軽にお問い合わせください。

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最後までお読みいただきありがとうございました!

古川ピアノ 古川航

 

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