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ある日の作業 ピアノのタッチをコントロールする

ある日の作業 ピアノのタッチをコントロールする

 

ピアノを練習する様子ご覧いただき有難う御座います。古川ピアノ 調律師の古川です。

いつもご依頼いただくお客様、新規にお申し込みいただくお客様、

このブログを御覧いただいているお客様、いつもありがとうございます♪ 

本日はある日の作業をご紹介いたします。

 

・とあるピアノの整調(タッチを整えたり変更したりする作業)

ある日、毎年お伺いしているお客様のピアノ調律 メンテナンスのために訪問いたしました。

はじめにお客様のお話(ピアノの様子や気になることが有るか など)を伺う中で、

もう少しタッチに手応えがほしいとのご要望がありました。

 

お客様によっても言葉の表現は様々ですが、このときは大まかにはもう少し重めのタッチ感にしたい との事でした。

そこでピアノの状態を確認してみると、音の狂いとは別に 鍵盤やアクション部品などのメカニックの調整のズレが大きいことがわかりました。

タッチをコントロールする(ご要望に合わせて変更する)場合は、この時のピアノの状態を正確に把握し、

さらにどのような調整をすれば目的のタッチに近づくのかを順序立てて計画することが肝要です。

 

・例年よりも乾燥の影響が大きく、タッチが必要以上に軽くなっていました

ピアノの狂い(音 タッチともに)にはいくつかの傾向があります。大きく分けると、高湿による変化 乾燥による変化 消耗による変化 です。

今回の場合は、主に例年よりも乾燥が進んだことで起こる調整のズレが大きく、木やフェルト部品が必要以上に縮み、タッチが軽くなっていました。

特にタッチの質感を大きく左右するポイントを中心に、ズレを直しながら適宜タッチの重さ変化を確認しつつ全体のバランスを整えていきます。

 

幸いなことに調整項目的にはそこまで長時間かかるものではなかったので、本来の定期調律の時間(約2時間)で収まる中でうまくまとめることが出来ました。

目処が立ったところでお客様にチェックしていただいたところ、ちょうどよいタッチ との感想を頂いたので、ホッとしました。

 

・お好きなタッチに変えることが出来ます

上記の通り、ピアノのタッチは様々な状況変化によって変わりますし、それを調整でコントロールすることも可能です。

この記事をご覧の方の中には、自分のイメージする好みのタッチと現実のピアノのタッチの違いを感じている方もいらっしゃるかと思います。

 

当店ではお客様のご要望とピアノの状態に応じて、様々な手法を用いてピアノのタッチを調整しております。

音の狂いだけではなく、理想のタッチで弾けることもピアノを楽しむ大事な要素です。

もしいまお使いのピアノの音色でお悩みなどがある場合は、気軽にご相談ください。

 

古川ピアノではグランドピアノやアップライトピアノの調律やメンテナンス 

 消音取付や中古ピアノ販売などを総合的に承っております

 

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古川ピアノ 古川航

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