ピアノのタッチは重いほうが上達する?
ピアノのタッチは重いほうが上達する?
古川ピアノ 調律師の古川です。
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・昔はタッチが重いほうが良い風潮がありました
調律にお伺いしたとき、時々 ピアノのタッチ(鍵盤の感触)について、重いほうが良いのですか? という質問をされることがあります。
主に、ピアノ教室(ピアノの先生)のピアノのタッチが重いから、自宅も重くしたほうが良いのか? と相談される場合が多いです。
昔のピアノ教育の流行としてはたしかにタッチが重いほうが良いとされていた時代があったようですが、
私の個人的見解ですが、大人 子供 問わず ピアノのタッチを意図的に重くするのは避けたほうが良いと考えます。
・ナゼ重いのは良くない?
まず、大人も子供も共通の問題なのは、過度に思いタッチの場合、弾き続けることで指や手が疲れやすい、
場合によっては手指を痛める場合もあります。 また、成長期のお子さんの場合は、下手をすると健全な手指の発育を阻害してしまう心配もあります。
必要以上に意図的に軽くされた場合を除き、程よく丁寧に調整されたピアノは、アップライト グランド問わず
比較的に軽くて弾きやすいピアノがほとんどです。
そうでないと、ささやくようなピアニッシモや轟くようなフォルテッシモはかなり出しづらいはずです。
私としては、ピアノの上達のためにタッチを重くするのは、あまりメリットがない選択肢だと思っておりますが、
元々指の力が強い方がより弾きごたえを求めて思いタッチを要望されるのはきわめて正当だと思います。
もしいまお持ちのピアノでお悩みなどがある場合は、気軽にご相談ください。
古川ピアノではグランドピアノやアップライトピアノの調律やメンテナンス、
消音取付などを総合的に承っております。
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古川ピアノ 古川航
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