当店の調律へのこだわり
当店の調律へのこだわり
ご覧いただき有難う御座います。古川ピアノ 調律師の古川です。
ピアノを調律するやり方は、調律師それぞれに細かな部分にちがいがあります。
時間が長かったり短かったり、調整をするかしないか、話が多いか少ないか、などなど…
このやり方が絶対正解!というものは無いのですが、
当店の手法 こだわりについてご案内いたします。
・いわゆる「調律」にお伺いして、「調律」だけで終わることはありません
お客様が一般的に認知されている「調律」とは、厳密には「ピアノの狂った音程を直し、きれいな音にする作業」を指します。
そのため、鍵盤やアクション ペダルなどのメカニック部分の調整や溜まったホコリやゴミ等の掃除などは別項目の作業となります。
当店の「調律」には、次の内容も含まれています。
1.ヒアリング → お客様に最近の使用頻度や気になること、直してほしい部分などのご要望を伺います
2.状態確認 → 分解する前に、全体的なタッチや音色を確かめ、傾向やトラブルの有無を確認します
3.内部の清掃 → ピアノは使用頻度によっては1年程度でもホコリやゴミなどが内部に溜まるので、掃除機などでキレイに掃除します
4.調整と調律 → 調律の前後に、主に音色やタッチ(鍵盤の感触など)を整えるためのメカニック調整を実施し、調律も進めていきます
5.確認と微調整 → 一通りの作業完了後、ピアノを元通りに組み立て全体を再チェックします。細かな違和感などがあればこの段階で手直しいたします。
おおまかには以上の流れで当店の「調律」が完了いたします。所要時間はアップライトで2時間程度、グランドピアノで3時間程度です。
・かける時間が長いほうが良い? 短いほうが良い?
上記のように調律以外の作業も行っていくと一定の時間がかかりますが、だからといってアップライトピアノで3時間も4時間も作業すべきだとは考えておりません。
一般的な使用頻度のピアノでしたら2時間程度の上記作業を毎年実施していけば、高いレベルでご満足頂ける状態を維持できます。
もし必要以上に長時間となると料金が上がってしまいますし、時間的にもお客様のご負担が増えてしまいます。
逆に過度に短い時間の場合は要注意です!
時々そのような話を聞きますが、もし1時間程度で終わってしまっていると、音を合わせる調律 だけで終わってしまっている可能性が大です。
そうなると、1年や2年の短期間ではさほど問題に感じにくくても、長期間に渡ると調整不足や点検不足の悪影響が積み重なっていき、
とても弾きにくいタッチ感、コントロールしにくい鍵盤、各部品が湿気でダメージを受けてしまう などの不調不具合のリスクが急上昇してしまいます!
それで相場通りの料金を請求されているのでしたら、内容と料金が見合っているとは言えないと思われます。
・まとめ
当店では、こだわりをもってより高い満足を感じていただくために精一杯ピアノの調律 調整作業に臨んでおります。
料金設定はなるべく適正価格 良心価格でさせていただくので、決して激安 格安では有りませんが、
ピアノを大切に維持したいお客様、より充実した演奏感を楽しみたいお客様の御要望には可能な限り対応できるよう努めております。
この記事がピアノの維持管理等について参考になれば幸いです。
古川ピアノでは、調律に関する相談のほか、調律 中古ピアノの販売などを総合的に承っております。
ご質問等、まずはお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはコチラのページへ♪ または、代表古川 090-7533-2462 へ
最後までお読みいただきありがとうございました!
古川ピアノ 古川航
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