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ある日の作業 出なくなった音を修理で直す

ある日の作業 出なくなった音を修理で直す

 

ご覧いただき有難う御座います。古川ピアノ 調律師の古川です。

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このブログを御覧いただいているお客様、いつもありがとうございます♪ 

本日はある日の作業をご紹介いたします。

 

・とあるピアノの修理(出なくなった音を直す)

この日は新規にご依頼頂いたお客様宅に伺っておりました。

このピアノは20年ほどお客様のご実家で眠っており、この度お子様がレッスンを始められるとのことで、

当店でピアノ移動の手配からその後の調律 修理等までお世話させていただきました。

 

このメーカーのピアノは特に高品質で知られておりましたので、殆どと言ってよいほど故障 不具合は見当たりませんでしたが、

唯一 部品の動きが鈍く、音が出にくい鍵盤が数カ所あり、分解して調べたところ、関節部品の交換で直ることがわかりました。

 

・深刻に見える症状でも、比較的かんたんに直せる場合が少なくありません

この修理はその場でできる比較的かんたんな部類で幸いでした。 

まずは動きの鈍い部品を取り外し、さらに細かい関節部品を分解します。不調の原因となっている金属ピンを取り除き、

新しい金属ピンに取り替えます。 この時、ピンを入れる穴の汚れ除去と穴の大きさを少しだけ削って整えます。この作業が最も重要です。

 

ピンを取り替えたら、部品を元に組み立てて動きがスムーズに戻ったかを確認し、ピアノ本体に取り付け 音とタッチを最終確認します。

一箇所辺り数分で直りますが、数が多いとその分時間もかかり大変です。 この時は4本程度で済みました。

88本(ピアノの音は88音です)全てしないといけない場合もあります。(その分料金もかさんでしまいます…)

 

・特に長く使っていない場合と高い湿度には要注意

この故障は、湿気が高い場所で長く使っていない場合に特に起こりやすいものです。

また、一部のメーカーではこの部分に使われている部品の材質が湿気を溜めやすいため、一層発生しやすくなります。

 

せっかく修理しても湿度の問題があればまた長い年月をかけて元通りになってしまいますので、

当店ではお部屋の湿度の計測と湿度管理のアドバイスもしっかりとさせて頂いております。

普段のちょっとした注意でこのような故障が予防できれば、長い目で見て修理費用などのコストを削減することにも繋がります。

 

もしいまお使いのピアノで音が出にくいなどのお悩みなどがある場合は、気軽にご相談ください。

 

古川ピアノではグランドピアノやアップライトピアノの調律やメンテナンス 

 消音取付や中古ピアノ販売などを総合的に承っております

 

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古川ピアノ 古川航

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