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ピアノの修理について(簡易修理 小修理)

ピアノの修理について(簡易修理 小修理)

修理中のグランドピアノ内部ご覧いただき有難う御座います。古川ピアノ 調律師の古川です。

ピアノは長く使っていたり湿気や過乾燥の強い環境で使っていると故障が発生します。

このブログを御覧いただいている方の中にも、ピアノが不調を抱えている方がいらっしゃると思います。

ピアノの故障と修理について解説いたします

 

・どんな故障が多いのか

ピアノの故障にはいくつかの傾向があります。

・たくさん弾き込んで消耗 摩耗するパターンの故障

・過湿や過乾燥による部品の不具合による故障

・ピアノの設計等に関する不良 故障

 

通常の使用方法によるピアノの演奏では、弾き込みによる故障や不調はかなり少数派かと思います。音大の生徒さんやピアノの先生、ピアノ教室のピアノなどはこれに該当します。

ピアノの設計に由来する不良や故障もまた少数派です。例えば金属部品の強度不足や素材が不適切 などの場合があります。

やはり一番多いのは、保管環境がピアノにとって良くなかったために起こるもので、湿気や乾燥が主な原因です。

 

・故障や不具合の原因

・木やフェルトの部品が湿気を多く吸い込んで膨張し、動きが鈍くなる または 動かなくなる 雑音が出る タッチが重くなる

・木やフェルトの部品が乾燥しすぎて収縮し、ネジが緩む 接着が剥離する 動きがばらつく 雑音が出る タッチが軽くなる

・フェルトや皮の部品が摩耗し薄くなったり表面が固くなることで、動きが鈍くなる 動かなくなる 雑音が出る タッチが重くなる

・金属部分に湿気の影響で錆びや汚れが付着し、動きが鈍くなる 動かなくなる 雑音が出る タッチが重くなる

主に上記のような原因で故障や不具合が起きます。修理ではこの状態を改善していきます

 

・どのように修理するか

・木やフェルトの部品が湿気を多く吸い込んだ故障 → 木やフェルトの膨張しすぎた部分を削るなどし、動きを滑れかにする+お部屋の除湿対策

・木やフェルトの部品が乾燥しすぎて収縮 → 乾燥しすぎた部品のネジを締め直したり調整のズレを治す +お部屋の過湿対策

・フェルトや皮の部品が摩耗 → 摩耗したフェルトや皮の部品を新しいものに交換する

・金属部分に湿気の影響で錆びや汚れが付着 → 金属部品の錆落とし 又は部品交換をする + お部屋の除湿対策

 

ピアノの故障というとものすごく複雑で難解なものに思えますが、原因をたどると意外とシンプルです。

また、部位によっても異なりますが修理費用はさほど高額ではないので、まずは気軽にご相談下さい

 

古川ピアノではグランドピアノやアップライトピアノの調律やメンテナンス 

 消音取付や中古ピアノ販売などを総合的に承っております

 

ご質問等、まずはお気軽にお問い合わせください。

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最後までお読みいただきありがとうございました!

古川ピアノ 古川航

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