ピアノは黒色と茶色　どちらがいい？

ご覧いただき有難う御座います。古川ピアノ　調律師の古川です。

ピアノにはいろいろな大きさや種類があり、その中でもわかりやすいのは、　よく見る黒いピアノ　と、おしゃれな茶色系（以下木目ピアノ）のピアノ　の色の違いです。

黒ピアノと木目ピアノ、どちらのほうがいいのか？　そもそも色以外に違いがあるのか？

木目ピアノは、洋室はもちろん和室にもマッチして、黒ピアノと比べるとオシャレな印象ですね。

木目と一口に言っても、実は様々なカラーバリエーションがあります。

マホガニー、チーク、ウォルナット、ダークウォルナット、バーチ、チェリー　などなど、それぞれに異なる色合いを持ち、

また、色以外にもピアノ自体のデザインが異なる場合が会い、パネルにモールと言われる飾り模様が入っていたり、

脚のデザインがカーブしている　いわゆる猫脚タイプは特に可愛らしい印象で人気のタイプです。

これらの色やデザインに加え、塗装の仕上げにも種類があり、ツヤツヤの鏡面艶出し仕上げ　や　木目のザラつきを指に感じるようなつや消し仕上げ、

その中間くらいの半艶仕上げ　があり、ツヤツヤは輝くような存在感、　つや消しはシックで落ち着いた雰囲気となります。

単純に黒いピアノ　と　木目ピアノ　、どちらが良いか悪いか　という区別は有りません（塗装の仕上げ種類によって音の響きが変わるという意見はありますが）

理由としては、黒いピアノ　木目ピアノ　それぞれに様々なグレード（廉価モデル　中級モデル　上位モデル　最上位モデル　など）が存在しているからです。

例えば、上位モデルの黒いピアノと廉価モデルの木目ピアノでは、グレードを基準に考えると当然黒いピアノのほうが良い　という事になります。

ただ、同じ年式　同じメーカー　同じグレードの黒いピアノと木目ピアノを比較した場合、製造コストの差から　木目ピアノのほうが割高になります！

・見た目にこだわりがなければ黒いピアノがコスパ◎

以上のことから、もしピアノをお探しの方にとってどうしても木目ピアノじゃないとイヤだ！というこだわりがなければ、

同じ性能　同じ年式のピアノでも　黒いピアノのほうが割安になるので、コストパフォマンスに優れる　という事になります。

黒いピアノを敬遠される方は、黒くて大きいために部屋においたときの圧迫感をよく思われないことが非常に多いです。

たしかに木目ピアノのほうが様々なお部屋の雰囲気に溶け込むようにマッチしやすいのは事実ですが、

例えば優しい色合いのピアノカバーを掛ける、などの方法で、黒いピアノのイメージを柔らかくすることも可能です。

良いピアノをよりお得に購入したい方は、以上のことを踏まえて改めて検討されてはいかがでしょうか。

この記事がピアノ選びについて参考になれば幸いです。

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最後までお読みいただきありがとうございました！

古川ピアノ　古川航