調律に関する技術の流行り廃り
調律に関する技術の流行り廃り
福岡・佐賀で活動しております、調律・修理の古川ピアノ 調律師の古川です。
・調律の技術には流行り廃りがあります
現代ピアノの調律は、大枠では今も昔も変わりはありません。
しかし、細かな部分では様々な変化があります。
★古い技術の中には、ピアノを傷めてしまうものもあります
その時代には 良い と思って使われていたものの中には、
ピアノに対するダメージなどを考慮して今はもう廃れてしまったものがあります。
・黒鉛ペースト
鍵盤やアクション部の摩擦部分に塗り込み、雑音の防止やスムーズな動きをさせるためのものです。
塗った瞬間は良くても、時間が経って固まってくると、ベタついて逆に動きを妨げます。
ベンジン等で拭い取り、必要があれば別種の潤滑剤を使用します
・防錆油
主に弦などの錆止めのために塗られているものですが、
これも固まってくるとべとついたり、弦に接しているフェルト部品が吸い込むと、
フェルトがガチガチに固まって損耗する場合があります。
★日々 技術や情報のアップデートが必要です
お客様に少しでも多く満足していただくために、ピアノを少しでも良い状態にするためには、
日々、新しい工具、新しい技術、新しい潤滑剤、新しい調整方法などのアップデートが求められます。
今はインターネットがありますので、海外(ピアノの技術開発は主に欧米が最先端です)の情報も入手しやすい良い時代です。
当店ではアップライトピアノやグランドピアノの調律や修理、
ピアノの移動手配(調律とセット)、消音取付などを承っております。
※電子ピアノ修理のご依頼はお受けいたしかねます
※ピアノ移動のみのご依頼はお受けいたしかねます
【調律・修理の古川ピアノ 公式アカウント】
ご質問等、まずはお気軽にお問い合わせください。
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