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最近の調律 内容や料金等の事例紹介5.

最近の調律 内容や料金等の事例紹介5.

アップライトピアノの鍵盤分解の様子

福岡を拠点に活動しております、調律・修理の古川ピアノ 調律師の古川です。

このブログを御覧いただいている皆様、いつもありがとうございます♪ 

事例紹介の記事では、最近のご依頼の中から抜粋して実際の作業内容や料金をご紹介します。

少しでも参考にしていただければ幸いです。

 

・アップライトピアノ調律の新規ご依頼

ホームページをご覧頂いた方からの新規ご依頼で、前回の調律は約18年前でした。

ピアノを拝見したところ、音やタッチの大きな狂いに加え、鍵盤の下に敷いているフェルト部品の虫食いが多く、鍵盤の調整のズレに大きく影響していました。

※上記画像で横に並んでいる赤色のフェルトが当該部品です。

 

お客様と相談の上、【調律 清掃 調整 + 追加調律のコース】(19,800円)と

鍵盤下のフェルト部品交換(技術料3,300円+部品代550円※鍵盤高さ深さの調整含む) となりました。

 

【追加の調律】は、大きく音程が低下している場合に音程を引き上げる役割があります。

【フェルト部品交換】は、88ある鍵盤のタッチ感やスムーズな動きを均一にし、正常な動作に戻す効果があります。

 

・実際の作業の流れ

お客様へピアノの診断結果の報告と料金のご提案。

音の狂いが大きいため、まずは1回目の調律で規定の高さに音程を戻します。

鍵盤の分解、下に溜まったホコリの清掃。

鍵盤がセットされている金属ピンの汚れを金属磨きでキレイにし、鍵盤の動きを滑らかにします。

虫食いにあった88個の鍵盤下フェルトを取り外し、新しいフェルトに交換していきます。

防虫剤兼防カビ剤をセットし、鍵盤をもとに戻します。

アクション機構に一部 調整の乱れがあったため、88音分適切に調整します。

お客様と相談の上、今回は平均的なタッチの重さになるように調整いたしました。

また、音の発音(アクセント)の良し悪しを左右する調整にずれがあり暗い音になっていたので、

その箇所を同じく88音分適切に調整し、このピアノが最も良く発音する明るい音色に整えました。

仕上げの最終調律を行い、音色やハーモニーを整えます。

最後に外装を組み立て、音のチェック 雑音等のチェック を行い、異常がないことを確認して作業完了です。

 

・今回の所要時間と料金

時間:お見積りとプラン打ち合わせで30分、実際の作業で2時間45分、完了後の報告等で15分ほど、全体で約3時間半でした。

料金:調律(+清掃 調整 防虫剤)の料金が19,800円、フェルトの修理が3,300円+部品代550円=23,650円でした。

 

※今回ご紹介した事例は一つの参考例です。

同程度の空き年数でもピアノの状態によりご提案する内容と料金は異なりますので、予めご了承下さい。

 

当店ではアップライトピアノやグランドピアノの調律や修理 メンテナンス、

ピアノの移動手配(調律とセット)、消音取付などを総合的に承っております

 

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最後までお読みいただきありがとうございました!

古川ピアノ 古川航

 

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