ピアノの湿気ダメージ
ピアノの湿気ダメージ
古川ピアノ 調律師の古川です。
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・湿気が多いと故障が増えます
ピアノの調律に伺った際、湿気によるダメージが無いか 必ず点検します。
ダメージがある場合は、今ピアノを置いている部屋の湿度が高い場合と、
以前ピアノを置いていた部屋(転居前など)の湿度が高かった場合 に分かれます。
以前の部屋の影響はもう取り返しが付きませんが、今の部屋の場合は方向転換できますので、
この機会に見直していただければ幸いです。
湿気が多いと、部品の各部が錆びたり膨張したりすることで、主に円滑な部品の動作が妨げられ、
タッチが重くなったり 表現がしにくくなったり、症状が重くなると 鍵盤が上がらなくなったり、音が鳴らなくなったりすることもあります。
また、音程も狂いやすくなるので 調律の間隔が短くなって費用負担増にも繋がります。
・ピアノに適した湿度は?
新品ピアノの説明書などには、およそ35-70%と表記されています。
これまでの経験から言うと、できれば最低湿度は45%以上、 最高湿度は65%以下に抑えるのがなお良いです。
ちなみに、ピアノの中に入れる乾燥剤はよく使用されていますが、
入れて安心するだけではピアノの管理環境として完全ではありませんし、余計な費用が増えるだけなので
、当店では積極的な販売を行っておりません。
正しい管理方法は、まず湿度計を用意し、数値に応じて加湿 除湿を適宜行っていく というものです。
もしいまお持ちのピアノでお悩みなどがある場合は、気軽にご相談ください。
古川ピアノではグランドピアノやアップライトピアノの調律やメンテナンス、
消音取付などを総合的に承っております。
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代表古川 090-7533-2462 へ
最後までお読みいただきありがとうございました!
古川ピアノ 古川航
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