中古ピアノの選び方~メーカー編~
中古ピアノの選び方~メーカー編~
ご覧いただき有難う御座います。古川ピアノ 調律師の古川です。
当店では中古ピアノ販売も行っておりますが、お客様からご相談を受けることが少なくありません。
このブログでご紹介することで、お悩みの方にとって少しでも参考にしていただければ幸いです。
・ピアノは古いほうがいいのか?
もっともよく聞かれるのが、「ピアノは古いほうが良いと聞いたんですが…」というご質問です。
基本的にピアノは古くなるほど価値が上がるという楽器ではありません。
しかし、材料として使われている木やフェルトなどは、少なくとも国産ピアノにおいては一昔二昔前のものの方が良質なのは事実です。
ただその分ピアノ自体は年数を経ていますので、楽器としての寿命は短くなっており 使用頻度に応じて音色の美しさもある程度損なわれています。
・ピアノは高いほうがいいのか?
私は基本的に新品の場合は高いピアノのほうが良いと思っています。 安いということはそれなりにコストダウンされたものがあり、人件費 材料費などなどの中には、
音の品質に関わるものも少なくないでしょう。 新品ピアノの場合は安いピアノは安いなりの音がします。
中古ピアノで安いものとなると少し事情が変わります。年式が古いもの、新品当時に安かったものはもちろん、マイナーなメーカーの場合も安くなる傾向です。
そういったピアノは結構お買い得で、きちんと調律師が説明してくれて 国産で内部の状態が良好なものは、ヤマハやカワイの有名メーカーよりも、
格安で手に入ることがあります。
・営業マン 販売員に勧められるピアノがいいのか?
上述のような予備知識を持っていても、実際に店頭に行くといろいろなピアノが置いてあり、その違いは分かりづらく、
なかなか思うようにことが進まないかと思います。 ほぼどんなお店でも販売員や営業マンから声をかけられ、いくつかのピアノを案内されると思います。
そこで良心的な方に出会うことができればよいのですが、中にはノルマ優先で高額なピアノを勧めてくる方、アルバイトでピアノの知識に乏しい方、
様々な方がいらっしゃいますので、時間をかけて丁寧にピアノのことを説明してくれる調律師がいるか最初に尋ねるのが良いと思います。
ただしあくまでセオリーですので、不親切だな 不明瞭だな 不安だなと感じることがあれば、直感を信じてその場は保留として帰ることも大事かもしれません。
古川ピアノではグランドピアノやアップライトピアノの調律やメンテナンス
消音取付や中古ピアノ販売などを総合的に承っております。
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代表古川 090-7533-2462 へ
最後までお読みいただきありがとうございました!
古川ピアノ 古川航
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