今年の各お客様宅ピアノの様子について
今年の各お客様宅ピアノの様子について
ご覧いただき有難う御座います。古川ピアノ 調律師の古川です。
今年は御存知の通り、新型コロナウィルスが未だに世界で猛威を振るっています。
新型コロナのことを書くのは本意ではないのですが、実は今夏以降に伺っているお客様方のピアノに変化がありましたのでお知らせいたします。
・今年に限って乾燥しているような状態のピアノが多い
6月から営業再開した当店ですが、6月以降は梅雨 夏と湿度が最も高くなるシーズンです。
従来なら、7-10がつ頃に伺うお客様のピアノは湿気の影響を多少なりとも受けて、音の狂い方や調整のずれ方にそれが表れるのですが、
今年はそうでないピアノ、逆に乾燥っぽくなっているピアノがやけに多いのです。
幸い、通常の調律や調整の範囲の中でもとに戻るものばかりだったので、ピアノとしては大きな問題はなっかたので良かったです。
・実は自粛生活=エアコン(冷房)生活の影響?
例年と違うのはやはり新型コロナ、自粛期間と推測しあれこれ考えてみましたが、現時点では以下の点が原因かと思っています。
・在宅時間が増えたことで、例年よりもエアコン(冷房 ドライ)の使用時間が増え、ピアノに与える湿気の影響が減った
・在宅時間が増えたことで、例年よりもピアノを多く弾くようになり、使用による音や調整のズレが大きくなった
後者は個人差もあるかと思いますが本来のピアノとしての役目ですからむしろピアノは喜んでいると思います。
前者ですが、湿気の影響が減るのはピアノにとっては良いことなので、今のところはさほど警戒していません。
・今冬は暖房のかけすぎには要注意です!
心配のはそろそろやってくる暖房の時期です。
もしコロナの影響で今冬も在宅時間が増えるということになると、必然的に暖房の使用時間が増えます。
エアコンや床暖房の場合は熱と過乾燥が、ガスや灯油ストーブの場合は結露や急激な温度変化などがピアノに悪影響を与える不安があります。
在宅時間 在宅ワークなどを円滑にすすめるためについつい暖かい環境にしてしまうと思いますが、ピアノにとって暖房のかけ過ぎは
乾燥や熱によって大きなダメージを受ける原因になりますので、できる限りほどほどのところで留めていただきたく思います。
心配な方は、以下の事を試してみて下さい。
・湿度計を置いて、暖房をつけても加湿器を使うなどして45%以上を保つ
・エアコンなどの温風や熱がピアノに直接当たらないように工夫する
古川ピアノではグランドピアノやアップライトピアノの調律やメンテナンス
消音取付や中古ピアノ販売などを総合的に承っております。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
古川ピアノ 古川航
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