ある日の作業 折れたハンマーを修理する
ある日の作業 折れたハンマーを修理する
古川ピアノ 調律師の古川です。
いつもご依頼いただくお客様、新規にお申し込みいただくお客様、
このブログを御覧いただいているお客様、いつもありがとうございます♪
本日はある日の故障と修理をご紹介いたします。
・とあるピアノの故障
新規ご依頼のお客様宅でピアノの定期調律 メンテナンスのために訪問し、まずはピアノのパネルを分解して内部のチェックを始めようとしたところ…
なんと私自身初めてのことで少々驚きました、ピアノのハンマー(弦を打って音を鳴らすための部品)が根本からポッキリと折れていたのです。
しかもよく使用する中音あたりの一音で、これを直さずにはまともに調律も調整もできません。 修理費用を含めた料金にご了承尾を頂いてから、さっそくハンマーの修理に取り掛かります。
・折れた部品も治ります
折れてしまうと致命的なダメージに思えますが、ピアノの大部分の故障はきちんと修理可能なように設計されていますので、部品を傷めないように丁寧に作業して、元通りに修復できました。
今回の場合は音を鳴らすための重要な部品のため、ただ修理するだけではなく その後の微調整が重要となります。
例えばほんの少し左右にずれるだけで、音はモコモコして軽快感のない音色になってしまいます。 そのあたりに注意して調整も見直して修理完了と言えます。
・ピアノが壊れて使えないと思われている方へ
長年調律やメンテナンスを実施していないピアノをお持ちの方からのご依頼を多数お受けしておりますが、
多くの方が、「ずっと調律していないのでもうピアノは使えないだろう」とお考えでした。
しかし、殆どの場合で然るべきメンテナンスを実施すればきちんと使えるようになるのはもちろん、
数十年前のピアノとは思えない素敵な音色を奏でてくれるようになります。
しかも、大抵の場合 費用は電子ピアノを買うよりもお安く済みますので、費用面も安心です。
もしいまお持ちのピアノでお悩みなどがある場合は、気軽にご相談ください。
古川ピアノではグランドピアノやアップライトピアノの調律やメンテナンス
消音取付や中古ピアノ販売などを総合的に承っております。
お問い合わせフォームは↑のリンクから、
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代表古川 090-7533-2462 へ
最後までお読みいただきありがとうございました!
古川ピアノ 古川航
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