国産ピアノと海外ピアノの違い~欧州ピアノ編~
国産ピアノと海外ピアノの違い~欧州ピアノ編~
ご覧いただき有難う御座います。古川ピアノ 調律師の古川です。
国内で販売されているピアノの中で、外国製ピアノというのは案外少なくありません。
ピアノと言えば最大手のヤマハ あるいは カワイ の国産2社がまっさきに浮かびますが、
その他、海外製のピアノはいったいどういうものなのでしょうか?
今回は欧州(ヨーロッパ)製ピアノ編 として、かんたんにご紹介します。
・ヨーロッパ製にも良いもの悪いもの、いろいろあります
語り尽くすにはあまりにも奥深く幅広く、ブログ記事では書ききれないことがたくさんありますが、
当然のことながら何事もヨーロッパ製=すべて良いもの というわけではなく、ピアノにおいてもそれは同様です。
また、ヨーロッパ製(その多くはドイツ製です)と謳って例えばメイドインGermanyなどとラベルを貼っていても、
詳しく調べてみると、設計はドイツ本国でも中国にあるセカンドラインの工場製だったり、設計すらドイツ製でなかったり、
あらゆる部品が粗悪で某アジア大国製だったりと、なかなか本質を見抜くのは難しいものです。
もし貴方様が国内のある系統の販売店で、【ドイツ製 新品 50万円以下の輸入ピアノとしては格安】のピアノを検討されているのならば、
すぐさまキャンセルされることを推奨いたします。 ほぼ間違いなくそのピアノはアジア製でしょう。
本当に優れたヨーロッパ製ピアノは、お手頃な価格帯のものでも新品で100万円~ とおよそ覚えていただければ幸いです。
・結局、ヨーロッパ製ピアノって良いの?買いなの?
ヨーロッパ製でも現地に行けば色々なピアノ(いわゆるピンからキリまで…)が流通しているかと思いますが、
国内で正規輸入 正規販売されているピアノの中では、ドイツ製のスタインウェイ ベヒシュタイン シュタイングレーバー グロトリアンなどをはじめとして、
イタリア製のファツィオリ 、チェコ製のペトロフ、 最近まではフランス製のプレイエル(現在は製造中止)などの国々が有名所でしょうか。
オーストリアのベーゼンドルファーという高級ブランドも有名です。
これらのメーカーには複数のブランドをもつものもありますが、いずれも価格に見合った格調あるサウンドと演奏体験を一定以上保証できるメーカーかと思います。
(ただし中古は慎重に選びましょう)
国産ピアノ+αくらいのご予算で現実的に購入しやすいのは、ベヒシュタインのセカンドブランド ホフマン、 ペトロフ あたりが筆頭でしょうか。
ぜひお近くの販売店などをネットで探して、近くにあれば試奏してみてはいかがでしょうか。国産とは一味違う音色にびっくりされるかもしれません。
・個性豊かなピアノをお探しの方は、当店が様々なピアノをご案内いたします
国産ピアノにはもちろんその良さ 素晴らしさがありますが、海外製のピアノにも同じことが言えます。
一般的なイメージほど、日本で維持管理するのに特別な心配はありません。逆に言うと国産ピアノにとっても一定以上の維持管理の手間が必要なわけです。
音楽が好きで ピアノが好きで、音にもこだわりたい方 個性豊かなピアノをパートナーとされたい方、
まずは古川ピアノまで気軽にご相談ください。
古川ピアノではグランドピアノやアップライトピアノの調律やメンテナンス
消音取付や中古ピアノ販売などを総合的に承っております。
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最後までお読みいただきありがとうございました!
古川ピアノ 古川航
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