ブログ


調律は時間が長い方 短い方 どちらが良いのか

調律は時間が長い方 短い方 どちらが良いのか

 

キレイに修理されたピアノ内部の写真ご覧いただき有難う御座います。古川ピアノ 調律師の古川です。

 

特に新規のご依頼を頂いて伺うお客様からは、時々次のようなことをいわれます。

「前の調律師さんはもっと時間が短くて終わってました」

あるいは

「前の調律師さんは朝から晩まで作業されてました」

ということもあります。

また、時間は短くて料金は割高、時間は長くて料金は格安 いろいろなパターンが有るようです。

 

・時間を長くかければ掛けるほど良いのか?

私見ですが、結論から申し上げると答えはどちらとも言えない です。

例えば、平均的には1時間半~2時間半で終わる作業をのんべんだらりと長引かせて、中身が伴っていないのに料金だけがやけに高い場合、答えはNoと言えます。

逆に、時間は長くなくとも、お客様とそのピアノが望んでいることを的確に把握し作業に反映させれば、仕上がりの良い内容となり適正料金でコスパに優れます。

 

古川ピアノではアップライトピアノの調律の場合、点検 全体の調整 清掃などを含めて約2時間で承っています。

長年の経験の中で、この作業時間の中に調律とその他のメニューをバランス良く組み込むことで、

お支払いいただく料金と確保していただくお時間、ピアノの仕上がり品質のレベルがバランスよく揃うと考えているからです。

 

・時間が短すぎるのは要注意です

何分からが「時間が短い」とするかは微妙なところですが、個人的にはアップライトピアノの場合で1時間半よりも短いと要注意レベルと思っています。

本当の言葉通りに、調律=音合わせ 音色作りだけをすれば場合によって1時間強で終えることができますが、その他にもピアノの点検すべき部分は多くあります。

それらを全て完璧にするためには別途の時間と調整料金を頂く必要がありますが、ダイジェスト版で要所要所の点検作業は実施スべきなので、じかんが足りなくなります。

 

前述のとおり、それらのダイジェスト版点検を含めると、どれだけ手際よく進めても最低でも1時間半は必要になるかと思われます。

たまに、時間が短い=技術レベルが高いので早く終わる と認識されている方がいらっしゃいますが、その限りではありませんので上記の点にもご注意いただければと存じます。

 

 

古川ピアノではグランドピアノやアップライトピアノの調律やメンテナンス 消音取付や中古ピアノ販売などを総合的に承っております

ご質問等、まずはお気軽にお問い合わせください。

古川ピアノのお問い合わせ画像              お問い合わせフォームは↑のリンクから、      

                        お電話の方は→代表古川 090-7533-2462 へ

 

最後までお読みいただきありがとうございました!

古川ピアノ 古川航

古川ピアノ代表調律師古川航の自己紹介画像

プライバシーポリシー  /  特定商取引に基づく表記      Copyright (C) 2020 調律・修理の古川ピアノ. All rights Reserved.