ピアノは新品と中古 どちらが良い?
ピアノは新品と中古 どちらが良い?
ご覧いただき有難う御座います。古川ピアノ 調律師の古川です。
ピアノを買うとき、当然 新品か中古か 一度は考えますよね。
しかし新品は値段が高いことが多いので、中古一本に候補を絞っていくことが多いのが現実です。
新品ピアノと中古ピアノについて、当店の考えをご案内いたします。
・結論から申し上げると、新品 中古に良い悪いはなく、それぞれの長所短所があります
よく言われるのは、今の新品よりも 昔の中古ピアノのほうが品質が良いですよね? というご質問です。
これは一部はあっていて一部は非常に複雑な要素を慎重に見極めないといけないため、判断が難しいところです。
もちろん、中古ピアノが優れる部分もありますが、やはり年数が経っていることもありますし、元々が品質の悪いピアノだとその中古はなお悪い ということになります。
中古ピアノには 良い中古 と 普通の中古 と悪い中古 がありますので、冷静に判断しましょう!
良い中古ピアノは、下記の悪い中古ピアノの特徴に当てはまらないものを指します。
その中で、弾いたときの音やタッチでフィーリングが合ったもの、ご予算やデザインなどが希望に合うものなど、自由に選びましょう♪
以下、悪い(避けたい)中古ピアノの主な特徴です
1.年式が古すぎる → いくら古いほうが良い木材等を使っているとは言っても、年齢にはかないません。国産で50年超えは要注意です。
2.よくわからないメーカーの名前 → もちろんマイナーながら良いメーカーも数社ありますが、なかなか見分けが付きません。調律師にご相談を!
3.営業マンや販売員が強引に勧めてくるピアノ → 本当に探したい条件から外れるようなものを強く進めてくる場合は、売れにくいピアノを処分したいなどの狙いがあるかもしれません。
4.海外製(主にアジア)の安いピアノ → これは新品にも言えることですが、アジア製の安いピアノである程度の信頼性があるものはごく一部です。安さに釣られないでください。
・新品ピアノの長所 短所
新品ピアノの長所
・まずは新品固有の「長寿命」と「音色の美しさと音を育てていく楽しみ」が挙げられます。他には、フェルト類が消耗していないため、調整が為されていればなめらかで表現しやすいタッチ考えられます。
・現在の国内大手メーカーではカタログ注文が主となっています。生産品質が非常に高いため、店頭で弾いたものとカタログ注文で届いたものに、びっくりするような違いがあることは稀です。
・買い替え時の下取りや売却の際に、査定金額が高くなりやすい
新品ピアノの短所
・金額が高いこと(中古と比べると)
・中古の場合と同じく、海外製 特にアジア製のピアノは品質面で要注意! 特に新品で30-40万円のクラスは、見た目がキレイでも音楽的性能が見合っていません!
・最初の1~2年は、音がよく狂いやすいので、調律の頻度が上がります。(年に2度ずつくらい)
・まとめ
当店では、こだわりをもってより高い満足を感じていただくために精一杯 良質な中古ピアノの調整作業と販売に臨んでおります。
料金設定はなるべく適正価格 良心価格でさせていただくので、決して激安 格安では有りませんが、
ピアノを大切に維持したいお客様、より充実した演奏感を楽しみたいお客様の御要望には可能な限り対応できるよう努めております。
この記事がピアノの維持管理等について参考になれば幸いです。
古川ピアノでは、調律に関する相談のほか、調律 中古ピアノの販売などを総合的に承っております。
ご質問等、まずはお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはコチラのページへ♪ または、代表古川 090-7533-2462 へ
最後までお読みいただきありがとうございました!
古川ピアノ 古川航
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